障害年金ってもらえるんですか?もらってもいいんですか?

とよく聞かれます。

障害年金は、病気やけがなどで日常生活がしんどいといった場合にもらうことができます。

ただし、誰でもOKというわけではありません。

病気やけがの状態以外にも、いくつかの要件を満たしていて初めてもらえます。

障害年金のあれこれについて、これから書いていこうと思います。





目次

障害年金ってなんだろう?誰がもらえるの?

障害年金は、ご病気やケガが原因で日常生活を送るのが
困難な場合に受取ることの出来る年金です。

中には「障害年金をもらうなんて気が引ける」とおっしゃる方もいます。
生活保護のように感じている方もおられます。
でも年金の制度がわかればそんな風に感じる必要はありません。

国民年金法の条文、法1条には次のように書かれています。
「国民年金制度は、日本国憲法25条第2項に規定する理念に基づき、
老齢、障害又は死亡によって国民生活の安定がそこなわれることを
国民の共同連帯によって防止し、もって健全な国民生活の維持及び
向上に寄与することを目的とする。」

つまり、年金制度は国民全体が加入している保険なのです。
老齢によって収入を得るのが困難になること
障害を持つことで生活が困難になること
死亡によって遺族の生活が困難になること
これらの困難に対して国民み~んなで助け合うための保険なのです。

保険なので、受取る権利のある人は誰に遠慮することなく
受け取って良いのですよ。
障害年金は障害を持つ方の大切な収入源になります。
堂々と受取ってくださいね。

ただし、障害があるからといって簡単に障害年金を
もらえるわけではありません。
例えば、保険料をきちんと収めていたかどうかなどの
要件をクリアし、医師の証明や診断書、
病歴についての申立書などを揃えて
審査を受けて認定されたら受取ることができます。

つまり、権利を得るためには義務を果たしていることが必要だということですね。


社会保険労務士になってから長年、年金相談に携わってきましたが、障害年金は
とても奥深いものです。
これから、障害年金のあれこれについて、このブログで発信していきたいと思います。
よろしくお願いいたします。


障害年金とはもらえるの?もらっていいの?