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複雑でわかりにくい年金を解説する社労士ブログ

― 年金迷宮 ― 初診日の証明が取れない場合の取り扱い
2022.3.22

初診日の証明が取れない場合の取り扱い

初診日の重要性

障害年金請求において初診日はとても重要です。

①初診の受診時に加入していた制度が、国民年金、厚生年金、共済年金であるかを確認。

②初診日の前日の時点で保険料納付要件をクリアした場合に請求が可能。

③厚生年金や共済年金が初診日の場合、初診日から1年6か月経過後が障害認定日(1年6か月前に障害認定日となる例外の場合は当該日)となり、障害認定日までの記録が障害年金額を計算するベースとなる。

④障害認定日は初診日がわからないと確定できない。

 

そのため、初診日がわからない……となると、

・どの制度請求するのか?

・納付要件はOKか?

・障害認定日はいつになるか?

全てが決まらず請求はできません。

 

初診日の確認方法

最も重要な初診日をどのように判断するのか?

⇒一番は医師の証明(受診状況等証明書)です。

この証明はカルテに基づいて医師が受診の内容を記載するものなので、初診日の確認をするにあたり、これに勝るものはありません。

 

この受診状況等証明書が取れない場合どうすればよいか?

・初診日がずっと昔でカルテもなく証明が取れない。

・病院が廃院した

ということもあります。

 

この場合は、受診状況等証明書に代わるものとして、

初診日に受診していたことが確認できる参考資料を集める必要があります。

例えば、

当時受診していた診察券

受診時の領収書、レセプト

受診当時の検査記録

診療情報提供書

などなど

上記のようなものがあれば受診していたであろうと判断されますが、

確実ではありません。受診状況等証明書と違い、こればあれば初診日はOK

ということではありませんので、確認できるものは可能な限り全て提出して、

初診日が認められるかは保険者の判断になります。

 

初診日の確認できるものがなく請求をあきらめた…

年金事務所で相談したが、初診日がわからないから請求できないと言われた。

初診日が遠い昔のことでいつなのか自分でも覚えていない。

 

障害年金請求しようとしたけれど、初診日が上記のような理由でわからずに

請求を断念した方も多いのではないでしょうか。

私どものに相談に来られる方でも、何か受診の確認できるものが残っていないか

一つ一つ聞取りをして、思い出した結果、何とか請求することができた

というケースは多いです。

 

では参考となる資料が少ない場合はどうすべきかを見ていきましょう。

 

受診証明不可、参考資料も少ない場合の対処法

受診していたことを第三者に証明してもらうという方法があります。

この第三者証明は民法上の三親等内親族は含まれません。

身内だと信憑性がないということでしょう。

 

第三者証明は出来れば複数の証明者で以下の内容を証明できる方です。

証明者が通院の付き添い、入院時のお見舞いなどしていて直接見ていた場合

請求者や請求者の家族から初診日の頃に話を聞いていた場合

請求者や請求者の家族から請求時から概ね5年以上前に聞いていた場合

受診していた当時の状況を請求者や家族から聞いて知っていた場合

 

初診日の当時の状況を直接見たり聞いたりしていたこと。

受診したきっかけなどが具体的に書かれているとより信憑性が高まります。

 

過去に受けた相談事例として、

〇診察した医師がカルテがないため受診状況等証明は書けないが、当時診察したことを証明してくれた。

〇職場の同僚が当時の辛そうな状態を見ていて、受診していたことを証明してくれた。

〇当時の担任の先生が、病気のことを知っていて、受診していたことを覚えていてくれた。

請求したこれらの事例では、初診日が認められて障害年金を受給することが出来ました。

具体的に当時の状況について書かれているかがポイントになってきます。

単に見てきましたでは難しいでしょう。

 

まとめ

受診期間が長く、病院をいくつも受診している場合などは初診日の証明が取れず、

参考資料も乏しく、請求しても初診日不明で不支給になったという相談もよくありました。

そのような方にとって第三者証明により初診日が認められる可能性が広がったことは

大きいと思います。

ただ、第三者証明があれば必ず認められるというものではありません。

その内容について、当時見ていた受診の状況や身体の不調などが、

具体的に書かれていて信用に足るものでなければなりません。